1.漫画の宣伝、販促

単行本を拡販する方法まとめ③-5 コンテスト入賞を目指す

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こちらの記事の続きです。

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WEBで開催されるコンテストにエントリーしたり、応募したりする。
具体的にはこんなものがあります。

【読者投票型コンテスト】
・WEB漫画総選挙
・次にくるマンガ大賞

【応募型コンテスト】
・note
・コミックエッセイ系の投稿募集
・一般漫画の投稿募集

コンテストで上位入賞を狙う

自分ではコントロールしにくいことですが、ランキング上位に入ると書店も読者も注目し、話題になります。

2018年夏にTwitterを中心に話題となり単行本化が決まった『王様ランキング』。話題になったきっかけのひとつは「次にくるマンガ大賞」でのノミネートです。

「このマンガがすごい!」は選考者がいるタイプのコンテストですが、以下で紹介するのは読者投票型のコンテストです。
作者や編集者による自薦も可能なので、ノミネートしたらファンを巻き込んで上位入賞を目指しましょう。

WEB漫画総選挙

Pixiv主催の『WEB漫画総選挙』は、読者投票を行い、上位作品を強力書店の店頭に置いて大々的にアピールする、というコンテストです。
投票総数は70万以上と、国内最大級の読者参加型コンテストです。

主催はPixivと日販(日本出版販売株式会社、取次最大手のひとつ)です。

WEB漫画総選挙

条件や部門

WEBで発表された作品に限ります。

単行本が発売している部門と、インディーズ部門(単行本未発売の作品)、2つの部門があります。
インディーズ部門は、Pixivやnote、ブログやTwitterで発表した作品でもエントリー可能です。

スケジュール

毎年同じ時期に開催されます。2017年が第1回です。

6月頃:ノミネート候補作品募集
7月頃:ノミネート発表、投票受付
9月頃:結果発表

副賞的なもの

各部門の上位入賞作品は書店で猛烈プッシュしてくれるそうです。

これは2017年の記事ですが、概要をまとめたものです。
●【情報】PixivでWEBマンガ総選挙やってます。現在はエントリ作品募集中!(育児漫画目録)

次にくるマンガ大賞

2014年にダ・ヴィンチとniconicoが創設した読者参加型のコンテストです。「ニコニコ静画」で行われます。
投票数は15万以上。Pixivに比べると男性が好む作品が上位に入る傾向があります。
上述しましたが、『王様ランキング』が注目されるきっかけになった賞でもあります。

次にくるマンガ大賞 2018

条件や部門

部門は「コミック部門」「WEB部門」に分かれています。

「コミック部門」は開催時点でシリーズ既刊が5巻以内のマンガ作品。
「WEB部門」はWebをメイン媒体として連載していて、シリーズ既刊が5巻以内のマンガ作品が対象です。

スケジュール

毎年同じ時期に開催されます。

5月中旬:エントリー受付
6月下旬:ノミネート作品の発表、投票受付
8月下旬:結果発表

副賞的なもの

こちらは特に副賞を示していませんが、受賞した作品が話題になりますし、売場での扱いも良くなると感じます。

条件が「次に来る」で、5巻以内に限定されるので、PixivのWEB総選挙と比べて知らない新作が上位に入ります。
個人的には新作checkの参考になる賞として参考にしています。

余談・主催媒体に漫画を投稿しておく

『王様ランキング』は元々、「マンガハック」という投稿サイトにアップされていて、ストックが溜まった段階で「ニコニコ静画」への投稿を始め、読者の目に留まりました。

「次にくるマンガ大賞」エントリーを狙うなら、「ニコニコ静画」に投稿した方が可能性が高まるとは思います。
同様に「WEB漫画総選挙」を狙うなら、Pixivに投稿した方が良いでしょう。

作品応募型のコンテスト

「これは販促とは言えない」と感じる方もいると思いますが、作家にとって最大の広告は「新作を発表すること」だと思います(小説家の森博嗣さんの言葉です)。

小説家ですが、わかつきひかるさんは、作家としてデビュー後も小説のコンテストに応募し、新たなレーベルでの仕事を獲得しています。新人じゃなくても応募できます。

新しく漫画を描く必要がありますが、賞金や副賞もありますし、WEBでの連載に繋がったりもします。読者は確実に増えるでしょうし、新しい人脈も築けます。

noteでコンテストにエントリする

特にnoteでは、定期的に何らかのコンテストを行っています。現在行われているのがこれ。

FROGGY×note「お金マンガ投稿コンテスト」

ちょっと前に二ノ宮とのさんが「FROGGY×note「お金マンガ投稿コンテスト」でグランプリを受賞しました。
賞金は30万円。サイトFROGGYでの漫画連載権ももらえるコンテストでした。

FROGGY×note「お金マンガ投稿コンテスト

とのさんがnoteに漫画を投稿した2018年1月15日、Twitterと「はてなブックマーク」でバズりました。
選考の前に、たくさんの人が読みました。

本当にあったお金の怖い話

その後、グランプリ選ばれ、現在はサイトFROGGYにて、『借金500万マンガ家の、ビンボー脱出作戦』を連載中です。

借金500万マンガ家の、ビンボー脱出作戦

コミックエッセイ系のコンテスト

コミックエッセイの募集は定期的に行われています。

定期的に行われているのは
KADOKAWA「新コミックエッセイプチ大賞」(2月、8月)
KADOKAWA「Pixivエッセイ新人賞」(5月頃)
宙出版「ネクスト賞」(これはストーリー漫画、4コマも応募可能)(4月、9月)

その他

現在開催中のコンテストです。

スター発掘デジタル漫画グランプリ


株式会社ナンバーナインとサーチフィールドが主催の漫画グランプリです。
副賞は正直、大したことないんですが、応募した全作品をナンバーナインが無料で電子書籍化し、取次を介して国内約200 の電子コミックストアへ配信します。

マンガファクトリービジネスマンガコンテスト

ストーリーやキャラクターは既に決まっていて、作画だけを担当するという珍しいコンテストです。
締め切りは2019年1月19日。

第4回レジンコミックス世界マンガコンテスト

賞金1000万円、ジャンル問わず自由な形式で投稿できるマンガ賞です。
締め切りは2019年2月11日。

まとめ

先に挙げた読者参加型コンテストは、ある種のお祭りとして参加しちゃうのが良いと思います。
後半の応募型コンテストは、自力で何とかなるもの。特にnoteのグランプリは定期開催しているので、応募できそうなときに作品を作るきっかけにしても良いかなと。

今回、まとめには入れていませんが、応募型コンテストについては色々な出版社が作品を募集しています。
雑誌での応募募集は「ちばてつや賞」「アフタヌーン四季賞」等、やっていますので、好きな雑誌を調べて応募するのも手です。

それでは~。

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