1.漫画の宣伝、販促

【漫画家さん向け】単行本を拡販する方法まとめを作ります

更新日:

今日は、次に始める特集の予告です。

単行本を拡販する方法

作者や編集者など少数の人数で、あまりお金を掛けずに、単行本の売上を伸ばす方法。
育児漫画に限らず、過去にどういった方法があったか?を調べ、情報をまとめていきます。

記事を書くきっかけ

とある新人漫画家に、本当に起こった怖い話

昨年発売された『とある新人漫画家に、本当に起こった怖い話』。
描かれたのは「直筆色紙1600枚を、プレゼントとして無償で描かされる」新人漫画家の姿でした。

この作品に関連して、感想記事や漫画家の契約の話やトラブルなど、様々なまとめを作りました。

『とある新人漫画家に、本当にあった怖い話』(佐倉色)感想と色々考えたこと

『とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話』(佐倉色)を読みました。 その後、5つほどTogetterまとめを作りました。 今回はその経緯と、Twitterで感想を読む中で感じたことなど。 感想や作 ...

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その時、販促策まとめも作り始めたのですが、事例紹介も含む為、ボリュームがありすぎて挫折…。
両親の他界、私の統合失調症再発などもあり、そのままになっていました。

マンガ家になる! ゲンロン ひらめき☆マンガ教室

ちょっと前に、こちらの本を買いました。漫画の描き方を教える様子を収録した本です。

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漫画家さんの、漫画に対する熱い想いが読める、興味深い本でした。
これを読むことで元気をもらえたし、新人漫画家さんの「課題」が多いことに気付きました。

私が過去の販促策まとめを作ることで、情報収集などの手間が少しでも減らせれば良いし、少しでも多くの人に漫画を読んでもらえると良いな、と思っています。

単行本の販促活動について

前提として。発売直前に何かやっても、売り上げは伸びないと思います

連載が始まる前から、連載中でも、出来る準備はしておく。
どう売っていくか?PRしていくか?具体的な計画を立てることが大事だと思います。

また、現在はSNSでの販促活動がメインになります。
アカウントを育てること、ファンを増やすことは、日々のコツコツとしたSNS活動の積み上げが大切です。

本来は出版社の仕事

今回、メインに扱う単行本は、出版社によりパブリッシングされたものです。
同人誌や、セルフパブリッシングではありません。

出版社にもマーケティング部はありますよね…?
本来、販促は出版社の仕事。出版社が責任をもって行うべきです。

私が観測しているコミックエッセイや育児漫画など、部数が少ない本は優先順位が下がってるから告知活動が少ないのだと思いたいのですが、ゲームや音楽、映画など他のエンタメ産業と比べて、出版界は広報活動をしていないと思います。

「ピッコマ」「Renta!」「めちゃコミック」など電子書籍販売企業はWEB広告をしていると思いますが、出版社がしているのは見かけません。

異業種の販促活動

例えば、私が働いていた企業(チェーンストア)で販促は、マーケティング部の仕事でした。

商品の販売計画(これは営業部と数値計画部担当)や売場のレイアウト計画(これはMD部担当)などと合わせて、CMの内容・放映時期・出演タレント、新聞広告、雑誌やSNSと連動したキャンペーン計画が立案されます。

それらの情報は全店舗に伝えられ、指示書に従って店舗レイアウト(商品陳列)やディスプレイを整えます。
販促計画に合わせて、売り場を作るのです。

店舗ではお客様の反応や商品の売り上げをチェックしつつ、良い点悪い点、効果があった部分は担当部署に伝えます。
店舗やお客様からの意見は、次回の計画に生かします。

商品を作ったプランナー、デザイナーといった企画担当者や、製造工場といった「モノづくり担当」が販促活動をすることはありません。

普通は経営責任になるが…

本が売れない、漫画で利益を出せないのは、漫画家のせいではありません。
出版社の経営者、書店の経営者の責任です。

本に限りませんが、売りたい商品は店頭にズラリと並べないと売れません。
だから「売れない」というリスクを経営者が負って、多く印刷することを決め、一番良い位置に置く必要がある。

今は「売れてる作家が新刊出したから並べよう」「売れたから増刷しよう」「話題だから店頭に置こう」に見える。
「売ろうという意志」「リスクを負う覚悟」が見えません。

色々と事情はあるのでしょうが、みんなで生き残ろうとしすぎるあまり、全滅する道を選ぶのは愚策だと思っています。

愚痴を言っても仕方ないが…

「販促は出版社の仕事」と、責任を押し付けたところで売れないだけから、仕方ないと割り切ることもある程度は必要だと思います。

ただ、販促に使う色紙やPOP、ペーパーを描くといった作業は、漫画家がサービス(無償)で行うものではなく、出版社から依頼された「仕事(お金をもらう作業)」の筈です。

そこは念頭に置いた方が良いと思います。

漫画家はフリーランスなので、自分で自分の作業を「広告費」に充てるというなら、それも良いと思いますが、コストを計算しましょう。
※お金を払って色紙などを依頼する出版社もあるそうです
※冒頭に書きましたが「佐倉色さんの手描き色紙1600枚事件」は忘れちゃだめだと思います。

まずは編集者に相談しよう

Twitterやブログでよく見かける意見です。
販促の為に漫画家さんが直接、書店に連絡するのはNGです。必ず、担当編集さんに相談しましょう。

これから書く記事の予告

明日から、こんな記事を公開する予定です。

1.現代人はどこでマンガを買うのか?

現代の人が、漫画を買う場所について考えます。

単行本を売ることを考えた時、大切なのは「どこに重点を置くか」です。
事例まとめを見ると、色々な行動を起こしてみたいと感じますが、労力や時間には限りがあります。

数字を見ながら、リアル書店・オンライン書店・SNSなど、どこに注力するかを考えましょう。

2.リアル書店での販促を考える

Amazonなどオンライン書店に注目しがちですが、リアル書店での本の売上は、オンライン書店の5倍、シェアも6割を占めます。リアル書店で並べてもらう、売れることを目標に行動しましょう。

3.販促事例集

店舗など、現実世界で行う販促事例まとめです。

※まだ途中でして、こういう記事を書く予定です。

③-6 原画展やトークイベント
③-7 その他

4.レビューについて

出来るだけレビューは増やしましょう。
買うときの参考にするだけでなく、書店員が仕入れの参考にもすると思います。
たまにネガティブなコメントもありますが、★1でも多くは役立つと思います。

5.SNSを使って出来ること

Twitter、Instagram、ブログからPixiv、note、マンガハック。YouTube、TikTok、はてなブックマーク、Togetterまとめまで幅広く書きたいと思っています。「SNSをしない」という選択肢も示します。

お約束として「売れないと連載終わるんで買ってください」は絶対に言わない。もっと売れなくなるだけだから。

ブログ、note

ブログやnoteを持つと有利なことがいくつかあるのでそれを紹介します。

Pixiv

オタク受けが良さそうな作品や、コミケに出る気があるならアカウントを作った方が良いでしょう。

Twitter

モーメントやTogetterまとめなどのサービスと絡めて、過去に漫画家さんが行った販促ツイートを紹介します。

Instagram

漫画家でInstagramやってない人多いんですが、やらないとダメだと思っています。
10代後半~20代の読者、海外の読者を取りこぼしてしまいます。
(WEB漫画サイトも公式アカウントを作らないとダメだと思う。Twitterでは届きません。)

YouTube

視聴者数が少ないので、基本、やらなくて良いという考えですが、ターゲットが低年齢層(~小学生くらい)ならやった方が良いです。
実際、「コロコロ」や「ちゃお」「なかよし」「りぼん」など、学童向け漫画はアカウントを持ち、定期的に動画をアップしています。

TikTok

動画共有アプリですが、面白いので2019年に絶対流行ると思います。
良い時期のニコニコ動画と近い空気感があります。動画作成・投稿のハードルも低く交流も盛んです。

特に、少女漫画を描く人はやった方が良いです。見るのも、作るのも。

そのうち「TikTokで読める漫画まとめ」的な記事を書く予定でおりますが、漫画・イラスト系アカウントはまだ100人もいないんじゃないかな?
黎明期なので、ブルーオーシャンを開拓するのも楽しいし、後々有利に働くと思います。

6.オンライン書店での販促策

オンライン書店と、電子書籍の販促について事例をまとめる予定です。

7.実際のネットキャンペーン事例

こないだの『変女』キャンペーンと、私が体験した『とある新人漫画家に、本当に起こった怖い話』の2つの事例を、数字を交えつつ検証します。

『変女』キャンペーンの記事は必読です。

8.ネットで漫画がバズると起きること

ポジティブな面に目がいきがちですが、ネガティブなことも起こります。
でも、先に知ってたら落ち着いていられるかも知れないし、そういうことが起きるなら止めるという選択ができるかもしれない。

具体的には5ちゃんねるに転載されて嫌がらせされたとか。
マンガをまともに読まない人が批判コメントつけてくるとか。
Twitterでバズったのをきっかけに単行本の話が来たけれどネーム段階でぽしゃったとか(収入にはならない)。

暗い話も知っておいた方が良いです。

その他の拡販策

販促策とずれる気もする項目。なんか忘れている気もする。
記事を書きつつ、どれかの項目とまとめるかも知れません。

・cakesでの再連載
・電子書籍の権利だけ自分で管理
・クラウドファンディング

まとめ

メインは出版社の単行本の販促策ですが、セルフパブリッシングや同人誌でも活用できる事例もあると思います。多分。
自慢じゃないけど、本当に長い事例集(まとめ記事)なので乞うご期待!!

私、本を読んで感想記事を書くことも多いんですが、一連のまとめ記事は『とある新人漫画家に、本当に起こった怖い話』と『マンガ家になる! ゲンロン ひらめき☆マンガ教室』への賞賛記事みたいなものです。
作者さんの熱意を受け取ったぞ!という証というか。

それでは明日から頑張ります。

***
2018/12/8追記:
1つ目書き終わりました。な、ながい。

「単行本の拡販策まとめ」、他の記事はこちらで参照ください。

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